六花酒造 じょっぱり
六花酒造が辿りついた、「淡麗辛口」の境地。飲み飽きることのない、「いつでも美味しく楽しめる」日本酒 じょっぱり。
じょっぱりな気質が生んだ、じょっぱりな酒
じょっぱりとは、津軽弁で「意地っ張り」「頑固者」を意味する言葉。
その由来は、淡麗辛口というじょっぱりの味わいそのものにあります。
じょっぱりが生まれたのは昭和40年代。当時の東北の地酒は、濃厚で甘口な味わいの酒が主流でした。
そんな世間の流れに背を向けて、どこの酒にも似ていない、六花酒造ならではの酒を造りたいという、意地っ張りで頑固な想いから生まれたのが、辛口の酒、じょっぱりだったのです。
ただの「淡麗辛口」ではない じょっぱりならではの味
一般的に淡麗な酒とは、飲み口の爽やかさゆえに、口の中に残る旨みは薄いことが多いものです。
しかしじょっぱりは、口当たりが淡麗でありながら、飲んだ後の旨みもたっぷり。その秘密は、酒造りの基礎である麹にあります。
麹とは、蒸した米に麹菌を育成させたもので、日本酒が持つ旨みや香りを生み出す重要な要素。
淡麗な酒を造るためには、その麹造りも、クセのない造り方が一般的となっています。
しかし六花酒造では、じょっぱり独特の味を生むために、力の強い麹造りを心がけています。
酒造りの基礎となる麹にこだわることから、じょっぱりの味は生み出されているのです。
津軽に始まり 津軽に尽きる酒造り
じょっぱりの特徴は、麹だけではありません。
使用する米は、「華吹雪」を代表とする県酒造好適米。
使用する水は、白神山地の地下伏流水。
すべてが「津軽」の地に生まれ、育ち、帰りつく。そんな、六花酒造の理想とする酒造りの精神が凝縮された酒が、じょっぱりなのです。
赤いダルマが目印の吟醸酒 じょっぱり
赤ダルマと言えばじょっぱり、じょっぱりと言えば赤ダルマ。
この二つは今や、切っても切り離せない関係です。
この赤ダルマは、黒石市の名物“温湯(ぬるゆ)こけし”の腹に描かれたダルマをモチーフにしたもの。
その強烈なインパクトは、じょっぱりが津軽を代表する銘酒として全国へ展開していく際に、大きな力を果してくれました。
このラベルを施した「吟醸酒 じょっぱり」こそ、名実ともに六花酒造の顔である、と言えるでしょう。
いくら飲んでも飲み飽きることのない、じょっぱりならではの爽やかさと旨み。津軽の人々が普段から慣れ親しんできた、まさに「津軽の酒の味」。酒造好適米「華吹雪」を4割以上研磨して造られた、華美に香り立つ吟醸の名作です。
飲む人を魅了する優雅な味わいと鮮やかさを持つ銘酒です。お勧めの飲み方は冷やですが、常温でもその風味は楽しめます。